IE9ピン留め
2012年 01月 14日
人生の休息
Yorkshire's rhubarb crop crumbles in mild winter

イギリス、この冬はあったかくて、こんな見出しの新聞記事も見かけました。
ルバーブの代表的料理クランブルと腐るとか崩れる等を意味する動詞のクランブルのゴロ合わせ。
ヨークシャー特産のルバーブが二月のシーズンを目前に霜の降りない暖冬+多雨で打撃を受けてるらしいですよ。
車のフロントガラスに張り付いた霜をガリガリと削ってから出勤するもんで、例年ならば毎朝遅刻のワタシにはありがたい事なんですが。

暖冬だからと腹巻き着用を怠っていたからか、今週前半はインフルエンザにかかってました。
30歳を過ぎたあたりから数年に一回インフルエンザにかかります。
今回は、扁桃炎がつらかった。
悪寒発熱は不快なもので、その間はずっと横になってるから、腰が痛くなるのもつらいけど。

でも、でも、

日頃は止めどなく押し寄せる食欲の対処に悪戦苦闘しているワタシが、この二三日だけは食べなくても平気でいられる、絶好の断食期間。
胃腸完全休業の貴重な数日間。

それから、熱が引いて行くときのあの開放感も大好き。

ちょっと楽になってからは、ベッドの中で本読んで、楽しい事だけ考えたり。

今回の病床で読んだ本は、年末実家の友人から送られてきた一冊。

種まきノート―ちくちく、畑、ごはんの暮らし

早川 ユミ / アノニマスタジオ


わが故郷の太平洋のまぶしい太陽のもと、自然と共生の自給自足的暮らしぶりを綴ったエッセイはワタシのあこがれそのもの。
読み終わったあと、このうえなく穏やかな優しいきもちになりました。

こんな感じで、今回も数年に一度の人生の休息を満喫いたしました。

# by bento-box | 2012-01-14 12:49 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 08日
究極のゲイフードのはなし
週末は友人の誕生日でして、近所のパブへ。
パイ好きの友人にこれを持っていったらウケてくれました。


そして、数パイントひっかけたあとは、彼の家に戻って
手巻き寿司大会!!
愛妻(もちろん日本人)ご苦労様でした。

とりのから揚げ食べたのは何年ぶりかしら?
手間隙かけた二度揚げは、KFCとは違うね、
生姜が利いて美味しかった。


スモークサーモンとニシン酢漬け、エビ、それかランプフィッシュキャビアをくるくる巻いて頂きました。
初体験のランプフィッシュキャビアは、ウィキしたらダンゴウオ科の魚卵で、比較的安価で美味と出ました。
小粒で黒く、味はイクラをもっとしょっぱくした感じ。


親しい人に囲まれておしゃべりも弾んで、胃が底なし沼と化していくらでも食べれてしまう。

ご飯と魚介類はワタシにとってはほっこりフードだけれど、
スシは究極のゲイフードなんだそうです。

guardian.co.ukによれば、Gay Men Don't Get Fatという本の中でイクラの軍艦やヒラメのニギリほど繊細な料理はないと紹介されているんだそう。
ヌルヌルのネタがまるで魔法にでもかかったかのように細やかで美しい洋菓子の如く変化してしまうお寿司ほどにゲイな食べ物はないと。

かたや、メキシカンフードはアンビリーバボーにマッチョなんだそう。

著者Simon Doonanはアメリカ人のようですが、彼はいかにもイギリスなポークパイのバースデーケーキをなんと分析するんでしょうかね?
ゲイフードでない事は確実。


# by bento-box | 2012-01-08 23:46 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 02日
恒例の・・・
2012年があけまして、おめでとうございます。
皆が穏やかに健やかに暮らせる一年となりますように・・・。

大晦日は、恒例で、義父のバースディパーティでした。


恒例で、
Goose。

巨大で、脂っこくて、つるつるすべるから、料理するのも切り分けるのも一苦労。
お義父さん以外は誰も好きじゃないけど、
でも、
今年もまたガチョウ。

恒例で、
日本の義兄夫婦からの小包をあけて、
クリスマスプレゼント交換をして

恒例で、
チョコレートのバースデーケーキのろうそくを吹き消して、

恒例じゃなかったのは、
クリスマスプディングが3種類も登場したこと。
グルメクリスマスプディング業で脱サラを夢見るわがおんちゃんの力作は
ビートルートと粗引きコショウ
ニンジンとオレンジとしょうが
パースニップとりんご
ラベル制作はITな友人に依頼。

義姉、御意見番と化す


もうひとつ、恒例じゃなかったのが
義姉ファミリーの子犬。
黒シュナイザーのマーフィーは黒ビールにあやかって命名。
ミニチュア種だからと念を押され引き取ったのに、もしかしたらミニチュアじゃないのかも?と不信がる義姉夫。
来年は巨大になってるかも。


恒例で、お開きは10時半。

恒例で、家に戻って、BBCの年越し番組Hootennannyを見ながら新年を迎えました。
ゲストのシンディローパーのたるんだほっぺに歳月を感じましたよ。

恒例で、またひとつ年をとりました。

本年も、当ブログをご愛顧よろしくお願いいたします。

# by bento-box | 2012-01-02 23:19 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2011年 12月 29日
束の間のアムステルダムと永い入国審査
今年のクリスマスはアムステルダムで過ごしました。
日本の友人が冬休みはオランダを一人旅すると聞きつけて、クリスマスイブに彼女と合流。

クリスマスの朝は、お決まりのパネトーネとスパークリングワインで乾杯。
Halifaxからはるばる持ってきたんだけどね、友人がレーズン嫌いなの忘れてました。


朝ごはんのあとは、クリスマスプレゼント/おみやげ交換してから街に繰り出す。
立派な国際空港にもかかわらず、マンチェスター空港行きの電車すら全日運休になってしまう北イングランドのクリスマス交通事情とは大違い。
バスや路面電車が単なる日曜ダイヤなのには感激。
アムステルダムの日曜ダイヤは北イングランドの平日ダイヤよりよっぽど本数が多いし、きっと時間も正確に違いない。
数分おきにやってくる路面電車に乗ったり降りたりして、アムステルダム観光。
 

傾いた建物がやたらと目に付く。
家と家とのあいだにできた隙間はレンガで埋めている。
アムステルダムは沼地の上に建てられた都市だよね、確か。
液状化現象ですか?
住宅ローンが借りられないんでは?
住宅保険も掛けらないんでは?
と心配してしまいます。


友人いたっての希望で運河クルーズに参加。
ボートに乗ったときは青かった空がだんだんと翳り、街の灯りが点り始めるなかをゆっくりと進む。
橋の欄干にもたれかかる自転車がアムステルダムらしい。


ボートを降りる頃にはすっかり夜。
駅のクリスマスイルミネーションがまぶしい。
友人いわく、東京駅はこのアムステルダム中央駅をモデルに建てたんだとか。


肝心のクリスマスディナーはというと、オランダらしくフライドポテトマヨネーズ添えをラガーと共に頂きました。


翌日ボクシングデーは
こちらの由緒正しきコンサートホールでピアノ演奏を聞く。
モーツアルトありのショパンありのリストありの幕の内弁当。
うっとりと心地よい音色のおかげで、友人ともども微睡みの世界へと落ちていく。
開演前にバーでワイン飲んだりしなくてよかった、大きないびきをかいてしまうとごでした。
このあと友人と別れ空港へ。


つかの間のアムステルダムの旅を終え、
永住ビザのついた古いパスポートを持ってきてなかったことに気付いたのは、マンチェスター空港で入国審査の行列に並んでいる時のこと。
もっと早く気付いてたら、お迎えにきてくれてるおんちゃんに持ってきてもらったのに~。
ついにワタシの番がやってきた。
「コニチワ」とにっこり微笑む審査官。
あぁ、コンニチワのことね、「はい、こんにちは」
審:「ビザの載ったパスポートは?」まじめな口調で
ワ:「忘れました」
審:「冗談言ってる場合じゃないよ」 声を荒げて
ワ:「いえ、冗談ではありません、忘れました」
審:「後でコンピューターでチェックするからほかの人が通過し終わるまで待ってなさい」うっとうしそうに

待たされているあいだ、持ってきた文庫本を読み終える。

システムをチェックしたものの、太古の昔、コンピューター化以前にビザ取得したワタシの名前はでてこなかったらしい。
ってことは、犯罪しても足がつかない?

「きみねぇ、こうやって規則を破って特別に入国許可を出すことで、僕の立場が危うくなるんだよ、ホントなら強制送還だよ」
「え?日本行きの飛行機に乗せてくれるの?」と言いたいのは堪えて
「ご配慮に感謝します。次回からは決して忘れません」。
そういや、前にもおんなじ台詞言ったっけ。
今回が二度目の大失敗。

なぜビザの転記手続きをとらないのか?とお思いですか?
そりゃ、ワタシだってしたいですよ。
もしイギリスのお上が転記ごときに何百ポンドも搾取したりしなければね。


# by bento-box | 2011-12-29 23:05 | イギリス脱出 | Trackback | Comments(0)
2011年 12月 23日
いと、おかし、クリスマスイルミネーション
「ギャー もうクリスマスカード?」となにげに開けた郵便に悲鳴をあげた12月1月からはや3週間が過ぎ、本日はクリスマスイブイブ。
主に職場からいただいたクリスマスカードを吊りくって、先日やっと庭から掘り起こした貧弱クリスマスツリーを置いたら、我が家もやっとこさクリスマスっぽくなってきたかな。

うちとは対照的に、庭に電飾まで取り付けてつけて、クリスマスが待ちきれない様子のお宅。
ヨガの先生はこんなのをラスベガスと呼びますが、最近のLEDライトは、色も控えめ、インパクトに欠けて、何か物足りないないんだなぁ。
以前はちかちかまばたく赤黄緑がケバケバしく強烈にお下品で、それがまた「いと、おかし」でした。


HalifaxのタウンセンターのイルミネーションもやっとLEDライトに乗り換えました。
一色に統一された蒼白い静かな閃光、LEDもこう使えば「いとおかし」。


# by bento-box | 2011-12-23 23:46 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 30日
ストライキ初体験
すみきった青空が広がる朝、近年最大のストライキに参加してきた。
全国各地で数多くの組合がストライキを企画、その参加人数は2百万人とか。
ワタシが参加したHalifax Town hall前ですら400人集まったらしい。
現政府にことごとく目の敵にされているワタシらPublic Sectors(公共機関)。
お馬鹿なお坊ちゃま内閣による大幅予算削減攻撃をうけて大規模サービスカットに人員解雇で弱りきっているところへもってきて、今度は職員の年金の給付年齢引き上げと給付額の引き下げが導入されようとしている。
国民の税金の一部が公共機関職員の年金に回っていることは事実だけれども、
ワタシも含む多くが低所得層-イギリスの平均収入は£23000だか£32000らしいが、ワタシらの収入ははるかに下回る、もちろんボーナスもない。
にもかかわらずワタシらが特待されているかのように言われるのは不愉快きわまりない。
ワタシが70歳になる頃には年金制度は破綻しているかもしれない、破綻してなくても現在よりはずっと低額になるであろうことはとっくに覚悟が出来ている。
だけど、何十年も頑張ってきて定年退職の日を指折り数えている人たちにはえらいこっちゃな話ではないですか。

将来を担う子どもたちを育てる学校、皆が健やかでいられるように勤める医療、消防、清掃、ジョブセンター、税務局が税金を集めないことには国が運営されない、あって当たり前、だけどなくては困るさまざまな公共サービス。
各地で組合員が欠勤したため、本日多くの学校は閉鎖、病院では手術がキャンセルされたり、うちのデイセンターも閉鎖。
多くの人が不便な経験をしている。
ワタシたちが税金泥棒ではなくて、社会がより暮らしよい場所となるためのサービスを提供する機関に働く者であること、納税者であることを認識してもらいたい、そんな思いで参加した今回のストライキは、人生半ばにしての初体験。
写真:guardian.co.uk


政府の方針を弱いものいじめに喩えるひとあれば、貧しいものから剥ぎ取る強盗にしたてたり、スタイルは違えど、各組合の地区長のスピーチで共通していたのは、「Fair pension for all」。どんな仕事に従事してたかは関係なく、それまでの人生を頑張ってきた老齢者みんなに、安心して暮らせるだけの年金が支給されるべきだということ。
写真:guardian.co.uk

スピーチの次は、Halifaxの街をデモ行進かと思いきや、どうも許可が取れなかったらしく、あっさりお開き。
スト参加者たちは、まぶしい冬の光のなかを散らばって行った。






# by bento-box | 2011-11-30 23:33 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 06日
Bonfire night
今日はお天気がよかったのに一歩も外へ出ずもったいないことしたな~なんて思っていた土曜日の夕方、「今夜何してんの?暇だったらHebden BridgeへBonfire見に来ない?」と友人から電話が入った。
「いくいく」と二つ返事で電話を切ったワタシに「あんたがBonfireに行く?」と驚くおんちゃん。

Bonfire NightはGuy Fawkes Nightとも呼ばれ歴史をたどれば1605年にまでさかのぼり、弾薬による時の国王ジェームス1世の暗殺計画、通称Gun powder plotの失敗を祝うもの。
11月5日、上院議会は爆破を間逃れ、弾薬の点火役だったカトリック教徒ガイフォークスとその仲間は取り押さえられ、翌年処刑された。
以来11月5日はBonfire Nightと呼ばれガイフォークスを象った人形が火あぶりにされるようになった。今ではすっかりハロウィーンの「Trick or treat」にハイジャックされてしまったけれども、うちのおんちゃんたちが子どものころは11月が近づくと「Penny for the Guy」と近所をまわって小銭を集め友達とガイフォークス人形を作ったんだそう。ノスタルジックな思い入れのないワタシにとっては寒い野外で行われるアンチカトリックを象徴する残虐なイベントでしかない。
そんな歴史的背景もまだ知らなかったイギリスに来て初めての冬、友人に誘われるがままについて行ったとあるpubの企画するBonfire Nightでは、しとしと雨の中ビールを片手に震えながら巨大な焚き火を眺めた。打ち上げ花火もあったはずだけど記憶が無いから、きっとしょぼかったに違いない。
あの夜からBonfire Night=しょぼい+寒い+つまらないの図式がワタシの脳にくっきりとインプットされている。

だけど、Hebden BridgeのBonfire Nightは入場料もしっかり取るだけあって、Halifax界隈では一番立派な花火が上がることで有名。高台にある友人夫婦のご両親のお庭からワイン片手に星空に上がる花火をタダで眺め、ご馳走も出るらしいとくれば、話は別。
ヒートテック三枚重ねにダウンコートを着込んで行ってきました。

ウェルカム Pie & peas。
ポークパイとヴェジタリアンにはリーク&ポテトパイ。
赤いのは豆腐&野菜のキャセロール、生姜とマスタードが効いて美味しかった。
撮り忘れたけど、ちゃんと手作りヨークシャーパーキンもありました。

「たまや~」とか言いませんね、こちらの人は。





フィナーレに友人のご両親がsky lantern (日本語だとちょうちん凧ですかね?)を夜空に放ちました。

庭から見おろす夜のHebden Bridge。

紅葉の植わったお庭、
日本の街角の小さな神社の境内を思い出す。

友人、お誘いどうもありがとう。
Bonfire = 楽しい 図式を覚えました。


# by bento-box | 2011-11-06 19:32 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 04日
ルバーブ クランブル チーズケーキ
「今日はミルクしか買わないぞ」と誓ってジム帰りに寄ったテスコ、素通りできずに足を止めた見切り品コーナーで見つけたルバーブ クランブル チーズケーキ。
当日は、チーズケーキに目がない友人が我が家に宿泊予定、そして、ルバーブクランブルはおんちゃんが一番好きなプディング。食後のデザートはこれに決定と、半額に値引きされた巨大な箱を購入。
スーパーのデザートなんて、と日ごろは高飛車に構えているワタシですけど、予想外にいけました。
箱を裏返すと、このチーズケーキはTV番組とテスコのタイアップ企画、番組内のコンテストで1位に選ばれた視聴者ゾーイさんのレシピとのこと。
さっそく番組のサイトでレシピをチェック。なるほど、ルバーブはグラナディンシロップと砂糖をまぶしてオーブンロースト、鮮やかな赤と煮過ぎない歯ごたえが、巧い。

ルバーブの季節=春が待ちどおしい。


this morning Super Sweet finals Rhubarb crumble cheesecake

# by bento-box | 2011-11-04 23:26 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 30日
ヨークシャー パーキン
例のフレンドシップケーキの種、残りの3つはどうしたかというと、職場に持っていって、給食のおばちゃんとケーキ作りの好きな同僚に授けました。

給食のおばちゃんと話しているうち、今度はサラダ油ではなくバターをいれて焼いてみようとチャレンジ精神が沸き起こってきた。
そして10日後、次のケーキ種を給食のおばちゃんから譲ってもらって、またフレンドシップケーキに再度挑戦。

今回は、レシピをアレンジ、今の時期にふさわしく Yorkshire Parkin ヨークシャーパーキン風にしてみました。

ヨークシャーパーキンとは、日をおくほどに味がよくなる安上がりなジンジャーケーキ。
産業革命の頃より、北イングランドの貧しい労働者層に広まったんだそう。
ヨークシャーでは、11月5日Bonfire Night ボンファイヤーナイトには欠かせない。
HISTRICAL FOODより


ジンジャーパウダーとブラックトリークル(ねっちゃりとした黒糖シロップ)がポイント。
正統派はオート麦を入れるんだけど、今回は、小麦粉だけ。

伝統にそって四角い型で焼きました。

ワタシ好みの味ではない、
だけど、トリークルとジンジャーの風味がワタシのまわりのヨークシャー人はみんな大好き。
季節のフルーツのコンポートを添えて食べるのがヨークシャー流とか。

# by bento-box | 2011-10-30 23:14 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 19日
幻のフレンドシップケーキ
ご無沙汰だった友人からひょっこり「フレンドシップケーキって知ってる?興味あるなら週末にお届けします。」という内容のEメールが届き、イエスプリーズと即返信。
美味しい手作りケーキにありつけると思ったのはくいしんぼのワタシならでの早とちり。
多忙な友人が12マイルの道のりをわざわざうちまで持って来てくれたのは、ケーキじゃなくてケーキ種。

ともだちから譲られた種を10日間育てたら4等分したうちのひとつを自分で焼いて残り3つは次ののともだちへと手渡していくからフレンドシップケーキ。





北野佐久子著「イギリスのお菓子」は、むかーしむかし学生だったころに買ったレシピ本でぼろぼろになった今でもワタシの手元にある。
その中に著者がコッツウォールズで出会った「幻のフレンドシップケーキ」の話がでてくるのだけど、レシピは載ってない。
そのレシピが今ケーキ種と一緒にめぐりめぐってワタシの手元にやって来た。
How Romantic! ロマンチックな話じゃないの?

Hermanという名前まで付いてるこのケーキ種、10日間育てて焼いてみた。 





友人から譲られたケーキ種 小麦粉、牛乳、砂糖が入っている。

室温で置いておくと発酵してぷつぷつと気泡ができる。

1日1回木べらで混ぜて話しかける。

4日目と9日目に粉、ミルク、砂糖を足す。

9日目4等分し、3つをともだちに譲る。

10日目、手元に残った種に卵、サラダ油、粉、砂糖、おろしリンゴ、スパイス、ナッツを加えて焼く。





焼き上がりは、蒸しパンのようなしっとり感。





でも、バターが入ってないから、どことなく物足りないというのが私の感想。

# by bento-box | 2011-10-19 19:00 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 15日
今年はプラムの当たり年
「今ちょうどリンゴとプラムが鈴なりだから取りにおいでよ」
職場の同僚が、ついうっかりオークションで衝動買いしてしまった郊外のお家は、その名もThe Orchard Cottage。(Orchard とは果樹園のことね)
誘いの言葉にほいほいと出掛け、どっさり取って来た週末は、プラムジャムにプラムチャツネ作りで大忙し。

週が明け、同僚が「もっと欲しいでしょう?」と袋一杯のプラムを職場に持ってきてくれた。
家に帰ると、ご近所のじいちゃんも「今年はプラムが豊作でね~」と一袋。
さらに、同日のオーガニックボックスにもプラムが入ってきた。

ひゃー

テーブルの上に置いといて、そばを通るたびにひとつふたつつまんだり、
ポークと一緒にローストしたり、ケーキに混ぜたり。
もちろん、おんちゃんがクランブルも焼きました。

プラムづくし。

やっと片付いてふと思うんだけど、
プラムっていくら食べてもうんざりしないフルーツなのね。



# by bento-box | 2011-09-15 00:44 | 飲み食い話 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 03日
TESCOも木から落ちる
Tesco admits defeat and pulls out of Japan
リテールジャイアントのテスコが日本から撤退するらしいですね。
大型店舗で参入して、無様に退散したフランスのカルフールと違い、
日本の消費者のニーズをしっかり捕らえてるものとおもってたんですが。
日本の主婦のこころをつかむのはむずかしいんでしょうかね~。
この春日本に行ったとき、友人がお土産に持たせてくれた日本テスコ食品の数々。
重宝してたのに・・・。
特に、お茶類は、職場に持っていったらバカ受けだったんだけど。
もうすぐ手に入らなくなるのね。

# by bento-box | 2011-09-03 23:51 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2011年 08月 31日
リベンジ The Cobbler
8月最後の週末はSummer Bank Holiday、またスコットランドに行ってきた。。
この夏は、北に国越えするのはこれで4度目。

今回の目的は、リベンジThe Cobbler 。

もう10年くらい前になるかしら、本格的なウォーキングギアを揃える以前の、小雪がちらつく3月の頃。
重いDrマーティンブーツに悩まされ、寒さに震え、半分も登れずに挫折しBen Arthurベンアーサー。
The Cobbler コブラーの愛称で親しまれている人気の山は Loch Lomond の西側、山の形もいい、コースもキツすぎず易しすぎず Glasgow からも気軽に来れる。


いつものように車中でお泊り。
今回の宿泊先は、A83沿いのこんな峠の駐車場。
当日の朝のThe Cobblerは左手、雲の後ろに隠れてる。

朝ごはんを食べ、スタート地点のインフォメーションセンターの駐車場に移動。
建物の上に見えるのがThe Cobbler。

こんなとこにも、切り捨て御免の保守党政策の爪あと、
インフォメーションセンターはいつの間にやら閉鎖に。
幸い肝心のトイレは閉鎖を間逃れたよう、朝の所用を済ませていざ出発。

まずは松林を抜けて、

Loch Long ロッホロングから立ち昇る雲。

気温の上昇とともに雲も押し上げられて、The Cobblerの御出まし。

出発から3時間半、The Cobbler リベンジ達成。
標高884mのこのピークはMunroには達さないCorbettのひとつ(762.0 ~914.4 m) 。

この岩のてっぺんに登りたいんだけど・・・

ほかに登っている人も無く真似るルートがわからず今回はこれでよしとする。

そして、尾根に沿って北側の頂に到着。

振り返ると、The Cobblerのてっぺんに人がいる。
かっこいい~、ワタシも登りたい。

一気に250mほど下って、そしてまたえっちらおっちら登ってBeinn Narnainに到着。
この頂は926m、ボーダーラインすれすれでMunro。

誰が置いていったんだかTrig Pointにささったヘザーのブーケと
バックはこの界隈で一番高い Ben Lomond。

楽しきスクランブル
こんな岩場を降りて

急斜面は膝にも足先にも負担がかかりすぎ。
「何でわざわざこんなとこを選んで降りるわけ?」
駆け下りながら文句も止まらない。

小川をわたり

爽やか気分で黄金色の木漏れ日をくぐり
このあと、
南洋のジャングルを後退した日本軍兵士の辛さがわかるような、
そんな足元ぬかるむ密林(?)地帯を下ることになる。

約8時間のウォーキングの疲れはLoch GoilheadのPubに泊まってほぐす。
ロッホで獲れたての新鮮魚介類を期待してわざわざ選んだ宿なのに、大ハズレ、
メニューにはシーフードなし。

翌朝のスコティッシュブレックファストは満足。
ハーブが効いたソーセージも厚切りベーコンも良質で、食べ応えがありました。

ハート型のプチパックが愛らしい。
Love it or hate it 好き嫌いがくっきり分かれるトーストについてきたマーマイト。
やたらしょっぱくて苦味のある発酵食品はビタミンBが豊富。
とくに苦手ってわけでもないんだけど、我が家の食卓には登場しない。

次回は、あの岩のてっぺんに登って、シーフード三昧するぞ~。
リベンジは続く・・・。


# by bento-box | 2011-08-31 22:20 | スコットランド  | Trackback | Comments(0)
2011年 08月 15日
国境の南を行ったり来たり
翌日は、お天気が大外れだったボーダーズをあとにして、イングランドへと向かう。

まずはノースアンバランドの海岸沿いのLindisfarne リンデスファーン=ホリーアイランドへ。
島に続く道路は、満ち潮になると渡れなくなってしまう。
本日の潮位表によると、午後2:30までに島を出れば安全。

前回ここに来たのは二年前、日本からの友人と。
今回はFamily affair。
後ろのリンデスファーン城にはいまだ行ったことない。

そして、二年前と同じく、Hadorian's wall ハドリアヌスの長城へと移動。
今回は、Housesteads Fort ハウスステッド砦のあたりを歩いてみた。
親子が歩いているのは駐屯所の外壁あと(たぶんね)。
当時は約800人の兵士が駐屯していたとか。

こんな詰所が数Km間隔であったらしい。

ハドリアヌスの壁とペナインウェイの交錯地点。
この路をたどれば昨日ワタシたちがウォーキングしたボーダーズにたどり着く。

行かないで、夏休み。
そんな気分にさせられる青空と乾いた草の匂い。
兄弟の別れももうすぐ。

ヨークシャーデイルズはArkengerthdaleアーカンガースデール、Tan Hill Inn タンヒルイン にて夕飯。
イギリス一の海抜の高さを誇るパブはペナインウェイのルートで宿泊完備。
荒野の真ん中にポツンと建っている。

疲れきったウォーカーの空腹を満たしてくれる安くてボリューム満点のジャイアント・ヨークシャープディング。
ワタシら、今日はウォーキングしてないんですけどね・・・
今夜はヨガのクラスもサボっちゃったんですけど・・・ 
まっ、いいか。
写真はローストポーク。

満腹でパブを出る頃には日もとっぷり暮れて・・・。
次から次へとヘッドライトに照らしだされる野うさぎやキジをよけながら進む夜の荒野のドライブは、後部シートに座っていても神経が擦り切れる。
「Watch out!」「Slow down!」ついついバックシートドライバーになって叫んでしまう。
「Leisurely Drive のんびり観光ドライブのこのルートで帰ろう」って提案したのはだれ?

集落に入ってウサギが消え一段落、
村の路肩はヒツジがうじゃじゃ。
塩(道路の凍結防止用)を堪能中の一匹を特写。
なんでも塩はヒツジの大好物なんだとか。


ひでちゃん
来年はハイランドに行きますよ!

# by bento-box | 2011-08-15 23:45 | ノースアンバランド | Trackback | Comments(0)
2011年 08月 14日
国境を行ったり来たり
義兄夫婦と遠出予定の週末は、予報によると国中どこに行ってもお天気はいまいちらしい。
日に何度もネットでチェックしてお天気お姉さんなみに天候に詳しい義姉が言うには、イングランド-スコットランドの境界だと、ほかよりはマシみたいとのことで、行き先をBordersに決定。

スコットランド方面へは,お馴染みの高速M6を北上。
このルート、何があってもTebayサービスエリアでの休憩は外せない。
サービスエリアにありがちなM&SとかStarbucksとか、個性ゼロの巨大資本チェーン店ではなくて、
ここは湖水地方の地元民経営、それに気の利いた雑貨があれこれとあるしね、ついつい寄ってしまうんです。
地元の新鮮素材やオーガニックが豊富なファームショップで今夜と明日の食材を買い込んで、
それから湖水地方の名物カンバーランドソーセージのサンドイッチを頬張る 。

今夜の宿はKirk Yetholmのユースホステル
ここは、かのPennin Wayペナインウェイ、
ピークディストリクトから北へ276マイル=429kmのウォーキングコースの終了地点。

寝室の8人ドミトリー 原則は男女別室なのに、
ラッキー、なぜかワタシら2カップルで貸切。

夕飯は共同キッチンで自炊。
メニューは巨大パスタ。
その量の多さにユースのおじちゃん圧倒される。
パスタのあとはファームショップで買ったルバーブパイも。
ケーキは別腹。

翌朝は、イチゴ入りミューズリー
夕べの食事がまだこなれきってないんだけど・・・。

さらに、これ無くしてはウォーキングに出掛けられないおんちゃんが焼いたソーセージ(←また!!)にトマト。
写真はないけどポーチドエッグも添えて立派なフル・スコティッシュブレックファスト。
ワタシらの大食漢ぶりにユースのおじちゃん、
「I'm so impressed. - 感動だね。」
ホントはあきれてたんだろうけど。
 
ユースホステルから車で5分ほどのGreen Humbletonよりウォーキング開始。

白いどんぐりがペナインウェイのマーク。
十字架はホリーアイランドへと続く聖カスバーツウェイの目印。

イングランドとの境界線に沿ってスコットランド側をえっちらおっちら。

ヘザー満開はもうすぐ

つかの間の青い空。

スタイルを越え、イングランドに入国。

こちらに向かってくる夕立雲。
このあと大粒のヒョウが降ってきて痛い目にあう。

遠くの夕立に光が反射してる光景は、UFOが放つビームみたい。
誰かが宇宙人に拉致されるときもこんなふうに光とともに吸い上げられて行くんかな~。

ゲートを抜けてまたスコットランドに入り、スタート地点へと戻る。
めまぐるしく変る天候のなかスコットランドとイングランドを行ったり来たりで16マイルのウォーキング。


この夜はユースではなくB&Bで泊まる。(写真なし)


おまけ
お見事、B&Bの近所で見かけたガーデンノーム御殿。
それぞれにちゃんと名前まで付いているらしい。
正確な位地を知りたい方はこちら

# by bento-box | 2011-08-14 23:41 | スコットランド  | Trackback | Comments(0)


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